フラジールの効果と副作用

膣トリコモナスはピンポン感染を起こすので必ず男性女性同時治療が原則です。男性はトリコモナスの検出が難しいので両者感染していても女性だけが陽性とでることともあり注意が必要です。薬の治療が第一になります。膣の中だけではなく尿道などにも潜んでいるので、膣錠だけではなく内服薬も必要です。ここでは、腟炎及び外陰腟炎の治療薬フラジールを紹介します。

フラジールは腟に感染した細菌や真菌、原虫などを死滅させたり、増殖を止めたりする作用をもつ薬で、腟炎及び外陰腟炎の治療に使います。トリコモナス原虫または菌体内でニトロソ化合物に変化し、DNAらせん構造の不安定化を招いて抗原虫作用および抗菌作用を示します。フラジールの有効成分・メトロニダゾールは吸収性に優れていて、飲み薬として服用した場合、ほぼ100%が腸で吸収されます。経口服用でも静脈注射とほぼ同じ効果が期待できます。通常、トリコモナス症(腟トリコモナスによる感染症)、嫌気性菌感染症(皮膚科領域、外科・整形外科領域、呼吸器科領域、骨盤内、腹腔内、肝臓内、脳内における感染症)、感染性腸炎、細菌性腟症、アメーバ赤痢、ランブル鞭毛虫感染症の治療に用いられます。

薬には効果だけでなく副作用があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

副作用は?

①腟錠・腟坐剤(ちつざざい)では、局所の軽い熱感、刺激感、痛み、かゆみ、発赤などが、内服錠では、発熱などの過敏症状、薬によっては手足のしびれなどが現れることがあります。このような症状が現れたときは使用を止め、医師に相談してください。

②内服錠では、ほかに胃腸症状、口内炎、上腹部痛などが(薬によっては頭痛、倦怠感(けんたいかん)、口の渇き、尿の変色、乳房痛なども)おこることがあります。このような症状がおこったら、医師に相談してください。